「ウイスキー」と「スコッチ」の違いは?

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「ウイスキー」とは、大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物のデンプンを麦芽酵素で糖化し、酵母で発酵させた「ウォッシュ」と呼ばれる原液を蒸留して作るアルコール飲料の総称です。
蒸留前のウォッシュは、「ビール」に近い醸造酒で、「ウイスキー」はビールの蒸留酒であるともいえます。
蒸留直後の蒸留液は無色透明ですが、木製の樽に詰められ熟成することによって琥珀色になるとともに豊かな風味に仕上がります。
なお、カタカナ表記では「ウィスキー」や「ウヰスキー」「ウ井スキー」が用いられることもあります。

「スコッチ」とは、「スコッチウイスキー」の略で、英国スコットランドで製造される「ウイスキー」のことです。
イギリスの法律「スコッチ・ウイスキー規則」において、スコットランドで糖化、発酵、蒸留、熟成を行ったもので、700L以下の容量のオーク樽で3年以上熟成、添加物質なし、最低40%以上のアルコール強度をもつものなどと定義されています。
ピート(泥炭)を燃焼させて麦芽を乾燥させるため、スモーキーフレーバーと呼ばれる煙のような独特の芳香があり、「スコッチ」の特徴のひとつとなっています。
Johnnie Walker(ジョニー・ウォーカー)、Ballantine’s(バランタイン)、Macallan(マッカラン)などが「スコッチ」の代表的な銘柄といえます。

■ Wikipedia ウイスキー
■ Wikipedia スコッチ・ウイスキー

「ウイスキー」…穀物を原料にした蒸留酒
「スコッチ」…スコットランドで製造されるウイスキー