「バニラビーンズ」と「バニラエッセンス」「バニラオイル」の違いは?

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「バニラビーンズ」、「バニラエッセンス」、「バニラオイル」は、いずれもラン科バニラ属のつる性植物「バニラ」から生成される香料で、アイスクリームやカスタードクリーム、プリン、ケーキなどの洋菓子の香り付けとして用いられるほか、香水の原料のひとつとしても利用されます。

「バニラビーンズ」とは、バニラの種子を鞘(さや)ごと発酵させ乾燥したスパイスの一種です。

「バニラエッセンス」とは、「バニラビーンズ」をアルコールに漬け込むなどにより、香りの成分を抽出させた液体です。
「バニラエッセンス」は、揮発性である場合が多く、火を通さない冷菓の香り付けに適しています。

「バニラオイル」とは、「バニラビーンズ」を油に漬け込むなどにより、香りの成分を抽出させた液体です。
「バニラオイル」は、熱を加えても成分が揮発しにくいため、焼菓子などにも対応します。

「バニラビーンズ」は高価なため、「バニラエッセンス」や「バニラオイル」の中には、人工的に合成された成分が入っていることがあります。
こういった人工香料を使わずにアルコールに直接「バニラビーンズ」を漬け込んで作った「バニラエッセンス」を特に「バニラエクストラクト」と呼び区別することもあります。

なお、英語の “vanilla” を正しくカタカナ表記した「ヴァニラ」が用いられる場合もあります。

■ Wikipedia バニラ

「バニラビーンズ」…バニラの種子を鞘ごと発酵・乾燥したスパイス
「バニラエッセンス」…バニラビーンズをアルコールに漬け香り成分を抽出した液体
「バニラオイル」…バニラビーンズを油に漬け香り成分を抽出したした液体