日本の山菜の代表格である「ワラビ」と「ゼンマイ」は、山菜そばや天ぷら、おひたし、佃煮など、和食メニューではおなじみの食材です。
「ワラビ」は、コバノイシカグマ科のシダ植物で、草原、谷地、原野などの日当たりのよいところに群生しています。
新芽は食用にされ、ぬめりがあり、くせのない味がします。
「ゼンマイ」は、ゼンマイ科のシダ植物で、山野の渓流のそばや水路の脇など水気の多いところに生えます。
新芽は食用にされ、独特の食感があります。
新芽の外観上の最大の違いは、「ワラビ」は小さな芽が3つありますが、「ゼンマイ」は大きなうずまき状の芽が1つです。
「ワラビ」には、微量ですが発癌物質であるプタキロサイドが含まれていますが、「ゼンマイ」には含まれていません。
ちなみに「わらび餅」は「ワラビ」の根から抽出したでんぷんのワラビ粉を原料として使用していたことが名前の由来で、機械装置の動力源として使われる「ぜんまいばね」は「ゼンマイ」に形状が似ていることが名称の由来になっています。
■ Wikipedia ワラビ
■ Wikipedia ゼンマイ
「ワラビ」コバノイシカグマ科のシダ植物で新芽は芽が3つ
「ゼンマイ」ゼンマイ科のシダ植物で新芽は渦巻き状の芽が1つ
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「ワラビ」と「ゼンマイ」の違いは?