日本で食用として広く知られる海藻の「わかめ」と「昆布」ですが、「わかめ」は、褐藻綱コンブ目チガイソ科、「昆布」は褐藻綱コンブ目コンブ科に属する別の植物になります。
「わかめ」は、現在ほとんどが養殖で生産されており、養殖期間の短さや、工場加工の簡易さから比較的低価格で出荷されるものが多いです。
一方「昆布」は、6割以上が天然物で、国内では天然物のほとんどが北海道で収穫されます。
「昆布」には、旨味成分のグルタミン酸が多く含まれており、日本料理では乾燥して出汁(だし)をとるために使われることが多いです。
「わかめ」の旨味成分は、「昆布」の1割以下で、「わかめ」の出汁というのを聞かないのはこのためです。
しかし「わかめ」は、その食感とカロリーの低さから日本全国で食され、味噌汁、スープや酢の物、サラダなどに定番の具材になっています。
■ Wikipedia ワカメ
■ Wikipedia コンブ
「わかめ」はほとんどが養殖で生産される比較的低価格な食用の海草
「昆布」は日本料理でダシをとるために使われることが多い食用の海草
こちらの[違いは?]もどうぞ
「わかめ」と「昆布」の違いは?