おくら

おくらとは、アオイ科トロロアオイ属に属するアフリカ北東部原産多年草です。
「おくら」果実は表面に生えた細かい産毛と、断面が星形になる独特の形状が特徴で、野菜として食用にされます。
食感は歯ごたえがあり、刻むとペクチンなどの食物繊維が粘り気、ぬめりを発生し、納豆モロヘイヤと並ぶ粘り気食品として知られています。
生や軽く茹でてから小口切りにしたものに出汁醤油などをかけて食されるほか、和え物サラダ炒め物天ぷらピクルス味噌汁具材などにも用いられます。
漢字では「秋葵」の文字が当てられますが、「おくら」の英語名 “Okra” が語源であることから「オクラ」とカタカナ表記されることも多いです。

おくら

おからとは、豆乳豆腐の製造時に発生する副産物です。
大豆を絞って豆乳を製造する際に残った搾りかすが「おから」で、産業廃棄物として処分されることもありますが、食品として利用されるほか、家畜エサ農業肥料としても利用されます。
食品としては細かく刻んだ油揚げシイタケニンジンなどとともに出汁調味料で煮込んだものが代表的ですが、ハンバーグクッキーなどの生地に加えられることもあります。
「カス」を意味する「殻(から)」に丁寧語の「御(お)」をつけたものが「おから」の語源で、漢字では「御殻」や「雪花菜」と書きます。
「空っぽ」の「空(から)」を連想させる「おから」の呼称が縁起が悪いとして、包丁を使わずに切れることに由来した「きらず」や、白く小さいウツギの花に似ていることに由来した「卯の花(うのはな)」などの別称が用いられることもあります。


■ Wikipedia オクラ
■ Wikipedia おから

「おくら」…アオイ科トロロアオイ属の植物で果実は食用の野菜
「おから」…豆乳や豆腐の製造時に発生する副産物

「おくら」と「おから」の違いは?
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