「シロツメクサ」とは、マメ科シャジクソウ属に属するヨーロッパ原産の多年草です。
葉は斑紋が入った3枚の小葉からなる三小葉で、つる性の茎が地面を這うように伸び、花茎の先端に球状に白い小花を咲かせます。
この直径2cm程度の小花は、子供が冠や髪飾りにして遊ぶことでも知られています。
牧草、園芸、緑肥などの目的で利用されるほか、蜂蜜のおもな蜜源植物にもなっています。
「クローバー」とは、マメ科シャジクソウ属の植物の総称で、英語では “Clover” と書きます。
厳密には日本にも分布する「アカツメクサ(ムラサキツメクサ)」などを含む、全世界に分布する約260種のシャジクソウ属の総称ですが、日本においては、「シロツメクサ」を指して「クローバー」と呼ぶことが多いです。
通常の「クローバー」の葉は、3枚の小葉からなる三小葉の「三つ葉」ですが、4枚の小葉を持つ四小葉の変異体は「四つ葉のクローバー」と呼ばれ、幸運のシンボルとして珍重されます。
「シロツメクサ」、「アカツメクサ」は漢字でそれぞれ「白詰草」「赤詰草」と書きますが、これは江戸時代にオランダから輸入されたガラス製品の梱包に緩衝材として詰められていたことが由来とされています。
なお、英語では「シロツメクサ」は “white clover” 「アカツメクサ」は “red clover” になります。
■ Wikipedia シロツメクサ
■ Wikipedia シャジクソウ属
■ Wikipedia 四つ葉のクローバー
「シロツメクサ」…マメ科シャジクソウ属の多年草
「クローバー」…マメ科シャジクソウ属の植物の総称
こちらの[違いは?]もどうぞ
「シロツメクサ」と「クローバー」の違いは?