「前菜」、「オードブル」、「アペタイザー」、「アンティパスト」は、結論からいうと、ほとんど同じものを指します。
「前菜」とは、献立コースの前に出される小品料理のことで、食欲増進の役目をするため、少量で塩分や酸味がやや強めのものが多いです。
「オードブル」とは、「前菜」の意味を持つフランス語で “Hors-d’œuvre” と書きます。
日本語に直訳すると「作品の外」で、フランス料理のフルコースにおいてスープの前に提供される料理のことを指します。
「アペタイザー」とは、「前菜」の意味を持つ英語で “Appetizer” と書きます。
日本語に直訳すると「食欲をそそるもの」で、「前菜」以外にも食前酒など主菜の前に提供されるサービス全般のことで、西洋料理のフルコースにおいて食欲増進の目的で提供されるシャンパンなど甘味のあるアルコール類を指すこともあります。
「アンティパスト」とは、「前菜」の意味を持つイタリア語で “Antipasto” と書きます。
日本語に直訳すると「主菜の前」で、イタリア料理のフルコースにおいて提供される「前菜」で、チーズ、生ハム、野菜などを盛り合わせたものが一般的です。
なお、日本においてはパーティなどで提供される、酒のつまみや軽食類を盛り合わせたものを指して「オードブル」ということもあります。
「前菜」…献立コースの前に出される小品料理
「オードブル」…フランス料理における前菜
「アペタイザー」…西洋料理における前菜および食前酒
「アンティパスト」…イタリア料理における前菜
こちらの[違いは?]もどうぞ
「前菜」と「オードブル」「アペタイザー」「アンティパスト」の違いは?