動物や植物の区別で用いられる「在来種」、「外来種」に明確な定義はありませんが、一般的には以下のように分類されることが多いです。
「在来種」とは、従来からその地域に棲息・生育する動物・植物の品種・系統を指す分類群です。
人為的な影響ではなく、自然分布域と分散能力域の範囲内に存在する種を指すことがほとんどで自生種や野生種、固有種、自然分布種と呼ばれることもあります。
「外来種」とは、元々その地域に棲息・生育しておらず、人為的に持ち込まれた動物・植物の品種・系統を指す分類群です。
意図的に導入されたかどうかは関係なく人間の活動によって直接的・間接的に自然分布域外に移動した種で、移入種や侵入種、帰化種と呼ばれることもあります。
「外来種」の中でも、分布が拡大したときに「在来種」の絶滅につながるおそれがあるなど生態系や人間の生活に多大な影響を及ぼすようなものを特に「侵略的外来種」と呼び、日本においては意図的導入の「外来種」ではアメリカから食用として持ち込まれたウシガエルやレジャーフィッシングの対象魚として放流されたブラックバス、ボウフラ駆除目的で導入されたカダヤシなどが、非意図的導入の「外来種」ではオランダから輸入されたガラス製品の包装に緩衝材として用いられていたシロツメクサや資材などに混入して導入したと推測されているセアカゴケグモなどが「侵略的外来種」に指定されています。
一方で、日本では「在来種」とされるカブトムシや金魚、タヌキ、海藻のワカメなどが日本国外において「侵略的外来種」に分類されることもあります。
■ Wikipedia 在来種
■ Wikipedia 外来種
■ Wikipedia 固有種
「在来種」…従来からその地域に棲息・生育する動植物の品種
「外来種」…元々その地域に棲息・生育しておらず、人為的に持ち込まれた動植物の品種
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「在来種」と「外来種」の違いは?