「カナブン」とは、コガネムシ科カナブン属の昆虫で、成虫の体長が22~30mm、金属的な光沢を持った銅色や緑色のものが多く、日本では北海道を除く全域に分布します。
アオカナブン、クロカナブン、チャイロカナブン等の種類がおり、幼虫は朽ち木を食べて成長し、6~8月頃にかけて成虫として発生、クヌギやコナラなど広葉樹の樹液を餌とします。
「コガネムシ」とは、コガネムシ科コガネムシ属の昆虫で、成虫の体長が15~20mm、金属的な光沢を持った緑色や緑色に赤紫色が混じったものが多く、日本では北海道から九州に分布します。
ヒメコガネ、マメコガネ、ドウガネブイブイ等の種類がおり、幼虫は土の中で植物の根を食べて成長し、5~8月頃にかけて成虫として発生、サクラやクヌギなど広葉樹の葉を食害します。
飛翔方法にも違いがあり、「カナブン」は、飛翔時に前翅(硬い羽)を閉じた状態で、後翅(前翅の内側に収納されている薄い羽)を隙間から出して羽ばたき飛びますが、「コガネムシ」は、前翅を開いた状態で固定し、後翅で飛びます。
飛行能力は「カナブン」のほうが優れており、足場が無くても飛ぶことができます。
■ Wikipedia カナブン
■ Wikipedia コガネムシ
「カナブン」…コガネムシ科カナブン属の昆虫で体長が22~30mm
「コガネムシ」…コガネムシ科コガネムシ属の昆虫で体長が15~20mm
こちらの[違いは?]もどうぞ
「カナブン」と「コガネムシ」の違いは?