「マシュマロ」とは、メレンゲにシロップを加えてゼラチンで固め、表面にコーンスターチなどの粉をまぶした菓子のことです。
空気を多量に含んでいるため、軽くふわっとした独特の食感があります。
英語では “marshmallow” と書き、古代の製法では、ゼラチンの代わりに「マーシュ・マロウ(marsh mallow)」という植物の樹液を用いていたことが「マシュマロ」の名の由来とされています。
なお「マーシュ・マロウ」は「沼地の葵」という意味で、和名は「ウスベニタチアオイ」です。
「マッシュルーム」とは、本来「きのこ」全般を指す英語ですが、日本においてはヨーロッパ原産の食用栽培種でハラタケ目ハラタケ科に属する「ツクリタケ」を指すことがほとんどです。
「ツクリタケ」は、軸が太く半球状の傘を持ち、ビタミンB群、食物繊維が多く含まれています。
弾力があるシャキシャキした食感で、炒め物やスパゲッティなどのミートソース、グラタン、オムレツなど西洋料理には欠かせない食材といえます。
英語圏における “mushroom” は前述の通り「きのこ」全般を指す語になるため、日本における「マッシュルーム」を指していう場合 “white mushroom” などという必要があります。
フランス語では「マッシュルーム」のことを「シャンピニオン(champignon)」というため、英語圏でも “champignon mushroom” が用いられる場合もあります。
「マシュマロ」と「マッシュルーム」の形状と、語感が似ているため、いずれかが語源になっているのではと勘違いされる場合がありますが、全く関係ありません。
■ Wikipedia マシュマロ
■ Wikipedia マッシュルーム