「グラタン」とは、魚介類や肉、ブロッコリーや玉ねぎなどの野菜、ベーコン、ゆでたまご、マカロニといった具材にベシャメルソースなどのホワイトソースを絡めて耐熱皿に盛り、チーズ、パン粉をかけて器ごとオーブンで焼いたフランス発祥の料理です。
魚介類をメインとしたシーフードグラタン、海老をメインとしたエビグラタン、マカロニをメインとしたマカロニグラタン、ジャガイモをメインとしたポテトグラタンなど、様々なバリエーションがあります。

「ドリア」とは、ピラフやチキンライス、バターライスなどの米料理を耐熱皿に盛り、ベシャメルソースなどのホワイトソースとチーズ、パン粉をかけて器ごとオーブンで焼いた日本発祥の料理です。
魚介類をいれたシーフードドリア、鶏肉をいれたチキンドリア、ミートソースを用いたミートドリア、カレーピラフやドライカレーを用いたカレードリアなど、様々なバリエーションがあります。
「ドリア」の発祥は1930年頃、横浜ホテルニューグランドの初代総料理長であったサリー・ワイル氏の考案によるもので、15世紀ごろに活躍したジェノバの海軍提督アンドレア・ドーリア氏の名前を名称の由来とし、当時は「海将風」とも呼ばれることもあったといわれています。

なお、「グラタン」には「オーブンなどで料理の表面を多少焦がすように調理する」という意味があり、フランスではソースをかけてオーブンで表面を焦がした料理の総称として使われることがあります。
このため、ホワイトソースを用いたもののみを「グラタン」と呼ぶことが多い日本とは違い、オーブンで表面を焦がしたデザートなどを指して「グラタン」と呼ぶこともあります。
また「ドリア」は、欧米では通じないことも多く、「ライスグラタン」や「ライスキャセロール(rice casserole)」と呼ばれることが多いです。

■ Wikipedia グラタン
■ Wikipedia ドリア

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