「人参しりしり」、「キャロットラペ」は、いずれもセリ科ニンジン属の野菜ニンジンを用いた料理の名称です。
「人参しりしり」とは、千切りにしたニンジンを鶏卵とともに炒めて調味料で味付けした沖縄県の郷土料理です。
フライパンにゴマ油などの調理油をひき、千切りにしたニンジンを炒めて醤油、みりんなどで味付けをし、溶いた鶏卵を入れて一緒に炒めてゴマを振ったものが一般的ですが、塩・胡椒やだしの素、カレー粉などで調味したもの、缶詰のツナやコーンなどを加えたものなど、家庭や店舗などによって多種多様なアレンジがあります。
「しりしり」は「千切り」を意味する沖縄の方言で、「人参しりしりー」と語尾を伸ばして発音されることもあります。
「キャロットラペ」とは、千切りにしたニンジンをドレッシングで和えたフランスの家庭料理です。
千切りにしたニンジンに塩をまぶしてしばらく置いてから絞って脱水し、オリーブオイル、マスタード、レモン汁、白ワインビネガーなどと和えたものが一般的ですが、塩・胡椒や砂糖、ハチミツ、クミンやカルダモンなどのスパイスなどを加えたものや、ドライフルーツやカッテージチーズ、クルミなどを加えたものなど、家庭や店舗などによって多種多様なアレンジがあります。
「ラペ」は「すりおろす」を意味するフランス語で、チーズを削るチーズグレーターなどを用いて千切り状にすりおろしたニンジンを用いることが多いです。
■ Wikipedia にんじんしりしり
■ コトバンク キャロットラペ
「人参しりしり」…千切りにしたニンジンを鶏卵とともに炒めた沖縄県の郷土料理
「キャロットラペ」…千切りにしたニンジンをドレッシングで和えたフランスの家庭料理
こちらの[違いは?]もどうぞ
「人参しりしり」と「キャロットラペ」の違いは?