「穀物酢」とは、米や小麦、酒粕、コーンなどの穀物を原料にした醸造酒を、酢酸菌で酢酸発酵させて作る液体調味料で「こくもつす」と読みます。
JAS(日本農林規格)では、醸造酢のうち穀類の使用量が1リットルあたり40g以上のものが「穀物酢」と定義されています。
すっきりした酸味が特徴でピクルスや酢だこなどの漬物、マリネやなますなどの酢の物をはじめ、酢豚やビネガー炒めなどの加熱調理にも用いられるオーソドックスな醸造酢で、単に「酢」といった場合「穀物酢」を指すことが多いです。
一方「米酢」とは、米のみを主原料にした「穀物酢」の一種で「こめず」や「こめす」「よねず」と読みます。
JAS(日本農林規格)では、「穀物酢」のうち米の使用量が1リットルあたり40g以上のものが「米酢」と定義されています。
まろやかな酸味が特徴で、寿司の酢飯や煮物の隠し味など和食に用いられることが多いほか、甘酢や三杯酢、ドレッシングなどの合わせ調味料にも用いられます。
■ Wikipedia 酢
■ 農林水産省 醸造酢の日本農林規格
「穀物酢」…穀物を原料にした醸造酒を酢酸発酵させて作る液体調味料
「米酢」…米のみを主原料にした穀物酢の一種
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「穀物酢」と「米酢」の違いは?