「ハンバーガー」と「スラッピー・ジョー」の違いは?

「ハンバーガー」とは、「バンズ」と呼ばれる丸パンに、牛挽肉をハンバーグ状にした「ミートパティ」と呼ばれる具材を挟んだサンドウィッチの一種です。
マクドナルドやモスバーガー、ロッテリアなど日本でフランチャイズ展開するハンバーガーチェーンも多く、ファストフードとしても広く定着しています。
鶏肉や魚フライ、コロッケなどミートパティ以外の具材を挟んだ「ハンバーガー」もありますが、アメリカでは法律で「ハンバーガー」に含まれる肉は牛肉100%と定められており、合挽肉や豚肉など牛肉以外の肉でできたミートパティや、他の具材のみを挟んだものは「ハンバーガー」と呼ぶことはできません。
日本においては具材や味付け、種類で「フィッシュバーガー」「チーズバーガー」「てりやきバーガー」といったように「○○バーガー」の略称で呼ばれることも多いです。

一方「スラッピー・ジョー」とは、「ハンバーガー」用のバンズに、挽肉とタマネギ、トマトソースなどで作ったミートソースを挟んだサンドウィッチの一種です。
20世紀初頭にアメリカで発祥した料理で、具材のミートソースのみを指して「スラッピー・ジョー」と呼ぶこともあります。
英語での綴りは “sloppy joe” 、直訳すると「だらしないジョー」で、食べる時に具材がポロポロとこぼれ落ちることに由来しています。
日本語では「スロッピー・ジョー」とカタカナ表記されることもあり、バンズではなくコッペパンやロールパンを用いることもあります。