「挽肉」と「ミンチ」の違いは? | 1分で読める!! [ 違いは? ]

「挽肉」とは、牛、豚、鶏など食肉用の動物の肉を細かく切る、すり潰すなどし、料理に利用しやすくした食材のことです。
「挽肉」は「ひきにく」と読み、ブロック状などの塊の食肉を「挽肉」に加工する工程を「挽く(ひく)」といいます。

食肉の種類により「牛挽肉」「豚挽肉」「鶏挽肉」など、挽く目の細かさにより「粗挽き」「中挽き」「細挽き」などに分類されます。
また、牛肉と豚肉など、2種類の食肉を混合したものは「合挽肉(あいびきにく)」と呼ばれます。
「挽肉」は、ハンバーグやつくね、肉団子のように、成形して料理に用いるほか、キーマカレーやミートソース、麻婆豆腐のように、フレーク状のまま料理に利用する場合もあります。
なお「挽肉」は、「挽き肉」や「ひき肉」と表記されることもあります。

「ミンチ」とは、「ミンス」と読む英単語 “mince” が転訛した和製英語です。
アメリカ英語における “mince” は「細かく切り刻む、挽く」といった意味の動詞で、「挽肉」は “minced meat” や “ground meat” といわれます。
イギリス英語では名詞として「挽肉」という意味もあり、「牛挽肉」は “beef mince”、「豚挽肉」は “pork mince”、「鶏挽肉」は “chicken mince” になります。
「挽肉」と「ミンチ」は、ほぼ同義語ですが、アメリカ英語を語源とする場合「肉」という意味はないため「ミンチ肉」という場合もあります。