「数の子」、「たらこ」はいずれも食用にされる魚卵です。
「数の子」とは、「かずのこ」と読み、ニシンの卵、卵巣のことで、塩漬けしたものや、天日干しして乾燥したものが食用とされます。
東北地方ではニシンが「カドイワシ」や「カド」と呼ばれていたことがあり、「カドの子」が訛って「かずのこ」になったといわれています。
また、「数の子」は、卵の粒が多いことから子孫繁栄の象徴として、正月のおせち料理や結納などに縁起物として用いられることが多い食材ですが、卵の数が多いことが「数の子」の由来になったとする説もあります。
なお、珍味の「子持昆布」は、ニシンが昆布に卵を産みつけたものです。
「たらこ」とは、漢字で「鱈子」と書き、スケトウダラの卵、卵巣のことです。
「タラの子」が語源で、マダラの卵などを含む場合もありますが、一般的にはスケトウダラの卵を、卵巣ごと塩漬けにした加工食品を指して「たらこ」と呼ぶことが多いです。
福岡県を中心に、地域によっては「明太子」とも呼ばれます。
■ Wikipedia 数の子
■ Wikipedia たらこ
「数の子」…ニシンの卵、卵巣
「たらこ」…スケトウダラの卵、卵巣
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「数の子」と「たらこ」の違いは?