「ナンプラー」、「ヌクマム」は、いずれも魚と塩を主原料に作られた調味料「魚醤(ぎょしょう)」の一種です。
「ナンプラー」とは、カタクチイワシなどの小魚を塩とともに12~18か月間漬け込み熟成・発酵させたものから抽出されるタイ発祥の液体調味料です。
タイ語の “nam” は「液体」を “pla” は「魚」を意味し、「ナムプラー」とカタカナ表記されることもあります。
日本でいう醤油に近い調味料で、トムヤムクンやパッタイをはじめ数多くのタイ料理に用いられるタイ料理には欠かすことのできないタイの伝統的な調味料として知られています。
「ヌクマム」とは、カタクチイワシなどの小魚を塩とともに6~12か月間漬け込み熟成・発酵させたものから抽出されるベトナム発祥の液体調味料です。
ベトナム語の “Nước” は「液体」を、 “mắm” は「塩辛」を意味し、「ニョクマム」や「ヌクナム」「ヌックマム」とカタカナ表記されることもあります。
「ナンプラー」と同じく日本の醤油に近い調味料で、フォーやゴイ・クオン(生春巻き)をはじめ数多くのベトナム料理に用いられるベトナム料理には欠かすことのできないベトナムの伝統的な調味料として知られています。
「ナンプラー」と比較して発酵期間が短い「ヌクマム」は魚の独特な香りが強く、魚に対する塩の量が少ないことから塩味も「ナンプラー」と比べると弱いものが多いです。
■ Wikipedia ナンプラー
■ Wikipedia ヌクマム
「ナンプラー」…小魚を塩とともに12~18か月間漬け込み熟成・発酵させて作るタイ発祥の液体調味料
「ヌクマム」…小魚を塩とともに6~12か月間漬け込み熟成・発酵させて作る抽出されるベトナム発祥の液体調味料
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