「饅頭」とは、小麦粉などを練って作った生地で、餡子(あんこ)などの具材を包んだ和菓子の総称で「まんじゅう」と読みます。
小麦粉で作った生地で挽肉などの具材を包んだ中国発祥の「饅頭(マントウ)」、いわゆる「中華まん」がルーツとされています。
具材を生地で包んだ後に蒸す、焼くなどされたものが一般的で、祝いの席などで用いられる「紅白饅頭」や、栗に似せた「栗饅頭」、もみじ型の「もみじ饅頭」のほか、「人形焼」「今川焼」などが代表的な「饅頭」として知られています。
「大福」とは、もち粉や白玉粉などを練って作った生地で、餡子(あんこ)などの具材を包んだ和菓子の総称で「だいふく」と読みます。
腹持ちがよいことから「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれていたものが、縁起のよい「福」の字に変化したといわれており、「大福餅」と呼ばれることも多いです。
柔らかい餅の表面は粘つくために、打ち粉として上新粉や片栗粉などを用いたものが一般的で、餡子のかわりにチョコレートやカスタード、アイスクリームを包んだものや、餡とともにイチゴの果実をつつんだ「いちご大福」、皮に大豆やエンドウ豆を入れた「豆大福」などが代表的な「大福」として知られています。
「饅頭」…小麦粉などで作った生地で具材を包んだ和菓子
「大福」…もち粉や白玉粉などで作った生地で具材を包んだ和菓子
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