「たこ焼き」、「明石焼き」は、混同されることが多いですが全く別の料理です。
「たこ焼き」とは、小麦粉を水やだし汁で溶いた生地に、タコ、紅生姜、ネギ、天かす(揚げ玉)などの具材を入れて専用の鉄板で直径3~5cmほどの球形に焼き上げた粉もの料理です。
ウスターソースやマヨネーズ、青海苔、鰹節などをかけて食べるのが一般的です。
表面がカリッとしたものや柔らかいもの、チーズやキャベツ、イカ、エビ、ちくわ、餅などの具材を入れたものなど多種多様なアレンジがあり、地域や家庭・飲食店によって具材や作り方は千差万別といえます。
一方「明石焼き」とは、鶏卵に小麦粉や浮粉(小麦でんぷん粉)を混ぜた生地に、具材のタコを入れて専用の銅板で直径4~5cmほどの楕円形に焼き上げた卵料理です。
昆布や鰹節などから取った冷たい出汁に浸して食べるのが一般的です。
兵庫県明石市発祥の料理であることが名前の由来で、卵料理であることから「玉子焼き」と呼ばれることもあります。
江戸時代にはすでに食べられていた料理で、昭和初期に大阪府で発祥した「たこ焼き」のルーツのひとつとされています。
■ Wikipedia たこ焼き
■ Wikipedia 玉子焼 (明石市)
「たこ焼き」…小麦粉を水やだし汁で溶いた生地に、タコなどの具材を入れて球形に焼き上げた粉もの料理
「明石焼き」…鶏卵に小麦粉や浮粉を混ぜた生地に、具材のタコを入れて楕円形に焼き上げた卵料理
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