「バター」とは、牛乳から分離した乳脂肪分(クリーム)を練って固めた乳加工品です。
日本では食品衛生法に基づく厚生労働省令「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」において乳脂肪分が80%以上と定められています。
「バター」には、日本で一般的な非発酵バター以外に、乳酸菌で発酵させたクリームを用いる発酵バターがあり、それぞれ食塩を加えた有塩バター、加えない無塩バターがあります。
「バター」は芳香や風味に優れており、洋菓子やパンの材料にされるほか、じゃがいも、コーン、ステーキ、ホットケーキ、トーストなどに添えられたり、炒め物の油脂として用いられるなど様々な料理に用いられます。
「ギー」とは、発酵無塩バターを精製して作った乳加工品です。
日本では食品衛生法に基づく厚生労働省令「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」において「バター又はクリームからほとんどすべての乳脂肪以外の成分を除去したもの」と定められています。
「ギー」は、煮つめた「バター」をろ過して水分やタンパク質、糖分などを除去した純粋な乳脂肪で、「バターオイル」と呼ばれることもあります。
インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では薬と同等に扱われるなどインドを中心とした南アジアで古くから利用されている伝統的な食品ですが、近年では不純物の少ない健康的な油脂として世界中の広い地域で「バター」の代用に使われることも多くなっています。
■ Wikipedia バター
■ Wikipedia ギー
■ 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令
「バター」…牛乳から分離した乳脂肪分を練って固めた乳加工品
「ギー」…発酵無塩バターを精製して作った乳加工品
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「バター」と「ギー」の違いは?