ピーナッツバターとは、乾燥したピーナッツを炒って砕き、ペースト状になるまでミルフードプロセッサーにかけた加工食品で「ピーナッツペースト」と呼ばれることもあります。
ジャムのようにパンに塗ったり、和え物洋菓子料理タレソース材料にするなどして食されます。
「ピーナッツバター」は、ピーナッツに含まれる油分によりペースト状になるため、副材料はほとんど使用されておらずバターという名称がつくものの乳脂肪分は全く含まれていません。
FDA(アメリカ食品医薬品局)では、原材料の90%以上にピーナッツを用いたものを「ピーナッツバター」と定義しています。
製品化された「ピーナッツバター」は、アメリカでは「SKIPPY(スキッピー)」が有名で、日本でも日本珈琲貿易株式会社により輸入販売されています。

ピーナッツバター

ピーナッツクリームとは、「ピーナッツバター」をベースに、砂糖水あめなどの糖類クリームココアバター植物油脂食塩脱脂粉乳などで調味し、パンなどに塗りやすくした加工食品で「ピーナッツジャム」と呼ばれることもあります。
アメリカの宣教師ジェッシー・B・ソーントン氏が日本に伝えた「ピーナッツバター」の製法をソントン食品工業株式会社の創業者が日本人の子供に食べやすいように改良を加えて商品化したものが日本で最初の「ピーナッツクリーム」とされています。

ピーナッツクリーム

なお、カタカナでは「ピーナッツバター」は「ピーナツバター」、「ピーナッツクリーム」は「ピーナツクリーム」と表記されることもあります。


■ Wikipedia ピーナッツバター
■ 日本珈琲貿易株式会社 スキッピィ
■ ソントン食品工業 商品情報
■ ニッポン・ロングセラー考 ピーナッツクリーム

「ピーナッツバター」…ピーナッツをペースト状した加工食品
「ピーナッツクリーム」…ピーナッツバターに砂糖や水あめなどを加えた加工食品

「ピーナッツバター」と「ピーナッツクリーム」の違いは?
タグ: