牛乳や羊、山羊などの乳を主原料として、凝固や発酵などの加工をしてつくられる乳製品チーズは、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に大別されます。
「ナチュラルチーズ」とは、牛、羊、山羊などの乳を乳酸菌や酵素の働きで発酵させて固めた食品です。
主原料となる乳の種類、使用する微生物、加工方法などにより、世界中で1,000種類以上の「ナチュラルチーズ」があるといわれており、フレッシュチーズ、ホワイトチーズ、ウォッシュチーズ、シェーブルチーズ、ブルーチーズ、セミハードチーズ、ハードチーズ、超硬質チーズなどに分類されます。
「ナチュラルチーズ」に含まれる乳酸菌は生きており、熟成の進行と共に風味にも変化があります。
「プロセスチーズ」とは、「ナチュラルチーズ」を加熱して溶かし、乳化剤などを加えて再び成形した食品です。
一種類の「ナチュラルチーズ」を用いるものだけでなく、複数の種類の「ナチュラルチーズ」をブレンドしてつくるものや、香辛料を加えたものもあります。
「プロセスチーズ」は、加熱殺菌しているため乳酸菌は生きておらず、熟成が進行することはありません。
そのため、長期保存が可能で、味を均一にすることができるというメリットがあります。
日本においてはゴーダチーズやチェダーチーズを原料としたブロック状の製品やスライスチーズが一般的です。
■ Wikipedia チーズ
■ Wikipedia プロセスチーズ
「ナチュラルチーズ」…牛、羊、山羊などの乳を発酵させて固めた食品
「プロセスチーズ」…ナチュラルチーズ加熱して溶かし再び成型した食品
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「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の違いは?