「たくあん」とは、大根を糠床(ぬかどこ)で漬けた日本発祥の漬物です。
天日干しや塩分によって脱水した大根を、塩や風味付けの昆布などを加えた米糠に漬け込んで熟成発酵させるのが伝統的な製法で、米糠に長時間漬け込むことによって黄褐色に染まりますが、近年では人工着色料を用いて着色したり、甘味料や旨味調味料などを配合した調味液で調味された商品も多いです。
江戸時代に沢庵宗彭(たくあんそうほう)という名の僧侶が考案したことが名称の由来とされており、漢字で「沢庵」と書くことや「沢庵漬け」と呼ばれることもあります。
「たくわん」とは、「たくあん」の別称です。
「たくあん」の発音がしにくいために口頭語で用いられることの多い「たくわん」を、表音式仮名遣いで表記したもので、日本語変換ソフトによっては「たくわん」と入力しても「沢庵」に変換できないものもあります。
「たくあん」…大根を糠床で漬けた日本発祥の漬物
「たくわん」…たくあんの口頭語を表音式仮名遣い表記した別称
こちらの[違いは?]もどうぞ
「たくあん」と「たくわん」の違いは?