「もやし」とは本来、穀類や豆類の種子を水に浸し、暗所で発芽、成長させたものの総称で、特定の植物を指す呼称ではありません。
「もやし」の語源は「萌やし」や「芽やし」といわれており、広義では「スプラウト」と呼ばれる新芽作物全般を指し、タケノコやカイワレ大根なども「もやし」に含まれるといえます。
しかし一般的には、単に「もやし」という場合、緑豆を発芽させた「緑豆モヤシ」を指すことがほとんどで、野菜炒めやラーメン、焼そば、鍋物など様々な料理の具材として用いられています。
「豆もやし」とは、「もやし」の中でも特に豆類を発芽させたもので、緑豆以外にブラックマッペ、大豆があります。
緑豆やブラックマッペも、豆類ですので正確には「豆もやし」ですが、単に「もやし」と呼ばずに「豆もやし」といった場合、豆の部分が大きく残っていて、豆の食感と独特の風味を持つ「大豆モヤシ」を指すことが多いです。
豆が大きく残っている「大豆モヤシ」は、韓国料理のナムルやチゲに用いられる事が多いモヤシです。
「もやし」…穀類や豆類を発芽させた新芽作物の総称。一般的には豆類から発芽させたもので緑豆モヤシを指すことが多い。
「豆もやし」…緑豆、ブラックマッペ、大豆などの豆類から発芽させたもの。豆が残っている大豆モヤシを指すことが多い。
こちらの[違いは?]もどうぞ
「もやし」と「豆もやし」の違いは?