「ヴァイオリン」、「ヴィオラ」は、いずれも16世紀初頭に北イタリアで誕生したとされる弦楽器で、外観や基本的な構造に大きな違いはありません。
「ヴァイオリン」とは、本体を顎と肩で挟んで固定し、弓や指で弦を振動させて音を出す弦楽器の一種で、胴部長35cm前後、全長60cm前後の大きさのものが一般的です。
オーケストラスコアなどにおける略記号では「Vn.」や「Vl.」と表記されます。
「ヴィオラ」とは、本体を顎と肩で挟んで固定し、弓や指で弦を振動させて音を出す弦楽器の一種で、胴部長40cm前後、全長65cm前後の大きさのものが一般的です。
オーケストラスコアなどにおける略記号では「Va.」や「Vla.」と表記されます。
「ヴァイオリン」より全長の大きい「ヴィオラ」は、胴部の厚みも「ヴァイオリン」より厚くなっており、全体的に一回り大きい作りになっていますが、明確なサイズの規格はありません。
一般的な4弦の「ヴァイオリン」はG-D-A-E、「ヴィオラ」はC-G-D-Aに調弦されており、「ヴィオラ」の音域は、「ヴァイオリン」と比較して5度低音になります。
なお、カタカナ表記では「バイオリン」「ビオラ」と表記されることもあります。
■ Wikipedia ヴァイオリン
■ Wikipedia ヴィオラ
「ヴァイオリン」…弓や指で弦を振動させて音を出す弦楽器
「ヴィオラ」…ヴァイオリンより一回り大きく5度低音に調弦された弦楽器
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