電気的な増幅なしに演奏される楽器のことを、「アコースティック楽器」といい、「アコースティック楽器」のギターのことを、「アコースティックギター」といいます。
「アコースティックギター」は「アコギ」「生ギター」ともいわれ、電気的な増幅装置のついたギター「エレクトリックギター」「エレキギター」の対義語です。
「クラシックギター」は、ガット弦や、ナイロン弦を張った「アコースティックギター」の一種です。
その名の通りクラシック音楽をはじめ、ボサノヴァ、タンゴ、フラメンコ、ジャズやカントリー音楽など、幅広いジャンルで使用されます。
「クラシックギター」の見た目の特徴として、ネックは19フレットで、12フレットのところでボディと接合されているものがほとんどです。
ちなみにガット弦とは、動物の腸などから作られた弦のことです。
「フォークギター」は、スチール弦を張った「アコースティックギター」の一種です。
「フォークギター」という呼称は和製英語で、英語では「Steel-string acoustic guitar(スティール弦アコースティックギター)」になります。
その名の通りフォークソングをはじめ、ロック、ポップスなどジャンルを問わず使用されます。
「フォークギター」の見た目の特徴として、ネックは21フレットで、14フレットでボディと接合されているものが多く、ピック弾きによる傷を防ぐためのピックガードが、サウンドホールに沿って貼り付けられているものが多いです。
「クラシックギター」も「フォークギター」も、本来は「アコースティックギター」の一種ですが、一般的には「アコースティックギター」というと「フォークギター」のことを指す場合が多くなっています。
また、「アコースティックギター」の音色を電気的に増幅する「エレクトリックアコースティックギター」「エレアコ」というものもありますが、こちらもスチール弦を張ったギターになります。
■ Wikipedia アコースティック・ギター
■ Wikipedia クラシック・ギター
■ Wikipedia スティール弦アコースティックギター