クラシック音楽における「交響曲」は、シンフォニー(symphony)とも呼ばれ、弦楽器、管楽器、打楽器などの編成による管弦楽団、すなわちオーケストラによって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲のことをいいます。
基本的に4つの楽章によって構成され、そのうちの少なくとも1つの楽章がソナタ形式であることが定義となっていますが、近代においては例外もあります。
ハイドンやモーツァルトの「交響曲」は第1楽章をソナタ形式とする、典型的な「交響曲」で、モーツァルトの「交響曲第25番」は誰でも一度は耳にしたことのある「交響曲」といえます。
https://youtu.be/mSEf9PMafF4
一方、「協奏曲」は、コンチェルト(concerto)とも呼ばれ、ソロの演奏者とオーケストラが合奏する楽曲のことをいいます。
基本的に3つの楽章によって構成され、そのうちの少なくとも1つの楽章がソナタ形式であることが定義となっていますが、近代においては例外もあります。
ソロの楽器を冠した「ヴァイオリン協奏曲」「ピアノ協奏曲」といったタイトルが多く、独奏楽器が伴奏無しで即興で音楽を奏でるカデンツァ部分があることが「交響曲」との大きな違いです。
「協奏曲」で有名な曲はチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」などです。
ちなみにソナタ形式とは、クラシック古典派の基本形式で、曲の流れが提示部、展開部、再現部という決められたパターンで進行する形式をいいます。
■ Wikipedia 交響曲
■ Wikipedia 協奏曲
「交響曲」はオーケストラによって演奏される、多楽章からなる大規模な楽曲で「シンフォニー」ともいう
「協奏曲」はオーケストラとソロ楽器による合奏で演奏される、多楽章からなる大規模な楽曲で「コンチェルト」ともいう
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