「竜巻」とは、積乱雲の下で地上から雲へと細長く延びる強い上昇気流により発生する激しい渦巻きのことで、英語では「トルネード」といいます。
「熱帯低気圧」が発達した「ハリケーン」や「タイフーン」とは性質が異なり、比較的規模が小さく、寿命も短いものの、猛烈な風を伴うため、短時間に甚大な被害をもたらすことがあります。
「突風」とは、「竜巻」を含む瞬時に吹く強い風の総称です。
「竜巻」以外で「突風」とされるものには、積乱雲から吹き降ろす下降気流が地表に衝突して水平に吹き出す激しい空気の流れの「ダウンバースト」や晴天で強風の日中などに強い日射による熱上昇気流が原因で起きる「塵旋風(じんせんぷう)」「つむじかぜ」などがあります。
気象庁では、「ダウンバースト」なども含めた激しい「突風」を表す気象用語として「竜巻などの激しい突風」という表現を使用しています。
「竜巻」…積乱雲の下で地上から雲へと細長く延びる上昇気流により発生する渦巻き
「突風」…竜巻を含む瞬時に吹く強い風の総称
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「竜巻」と「突風」の違いは?