「石膏ボード」、「プラスターボード」は、結論からいうと同じものを指します。
「石膏ボード」とは、硫酸カルシウムを主成分とする鉱物の「石膏」をボード用原紙で挟んだ板状の建築資材で「せっこうぼーど」と読みます。
安価で耐火性や断熱性、遮音性が高いことから建築物の壁や天井の下地材をはじめ、幅広い場所で建材として用いられています。
「サブロクバン」と呼ばれる3尺(910mm)×6尺(1820mm)の寸法で、厚さ12.5mmのものが一般的ですが、用途により様々な寸法、厚みのものが製品化されています。
日本においては吉野石膏とチヨダウーテの2社で市場を寡占しており、吉野石膏の「石膏ボード」は「タイガーボード」の商品名でも知られています。
「プラスターボード」とは、「石膏」を意味する英単語「プラスター」に由来する「石膏ボード」の別称です。
英語での綴りは “Plaster board” で、「PB」や「P.B.」などの略称が用いられることもあります。
建築図面上では、同じく「石膏」を意味する英単語 “Gypsum” を用いた “Gypsum board” の略「GB」や「G.B.」が「プラスターボード」を表す略称として用いられることが多いです。
「石膏ボード」…石膏をボード用原紙で挟んだ板状の建築資材
「プラスターボード」…石膏ボードの別称
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「石膏ボード」と「プラスターボード」の違いは?