日本の「雨季」は、5月~7月頃の「梅雨」の時期と、8月後半~10月頃の「秋雨」の時期が相当するといえます。
しかし、「雨季」は、降水量の少ない時期を指す「乾季」の対義語でもあるため「乾季」と呼べるシーズンのない日本において「雨季」という言葉はそれほど一般的ではありません。
一方、赤道に近い熱帯地域など気温の年較差の少ない地域では、季節を気温ではなく降水量を基準としてわけることも多く、「雨季」「乾季」が季節を表す呼称として一般的になっています。
「梅雨」の語源は、梅の実が熟す時期であるからという説が一般的ですが、毎日のように雨が降るので「梅」の字があてられたとする説や、普段の倍の量の雨が降るため「倍雨」、湿度が高くカビが生えやすいことから「黴雨」などの別の字の「ばいう」から転じたとする説もあります。
「雨季」1年の内降水量の多い時期
「梅雨」5月~7月頃の日本の雨季
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