地域・地帯を指す言葉としての「熱帯雨林」と「ジャングル」は、一般的にほぼ同義語として使用されていますが、厳密には以下の違いがあります。
「熱帯雨林」とは、正式には植物生態学上「熱帯多雨林」と呼ばれ、年間を通して温暖な赤道付近の「熱帯」において、年間2,000mm以上の降水量がある地域にある、森林地帯のことを指します。
「熱帯雨林」は、「熱帯降雨林」と呼ばれることもあり、英語では “Tropical rainforest” や “Rainforest” になります。
一方「ジャングル」とは、森林の中でも特に樹木や植物が密集した「密林」を指す総称です。
「ジャングル」は「熱帯雨林」とほぼ同義語として使われているものの、「温帯雨林」などの「熱帯」以外にある密林を指して「ジャングル」と呼ぶこともあり、より広範囲を指す語になります。
また、「ジャングル」には、ビルの林立する都会を「コンクリートジャングル」と表現するなど「密集した・入り組んだ」という意味で使用されることも多く、厳密には完全に同一のものとはいえません。
■ Wikipedia 熱帯雨林
■ Wikipedia ジャングル
「熱帯雨林」…熱帯で年間2,000mm以上の降水量がある森林地帯
「ジャングル」…森林の中で特に樹木や植物が密集した密林を指す総称
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「熱帯雨林」と「ジャングル」の違いは?