「雨傘」、「日傘」は、構造がほとんど同じであるため混同されることも多いですが、使用目的の異なる別の道具です。
英語でも「雨傘」を「アンブレラ(umbrella)」、「日傘」を「パラソル(parasol)」と呼び区別することが多いです。
「雨傘」とは、雨や雪など降水時に身体や持ち物を濡らさないよう頭上に広げて使う道具で「あまがさ」と読みます。
金属やプラスチック、カーボンなどでできた骨に、防水加工をしたポリエステルや高密度ナイロン、ビニールなど防水性のある生地を張ったものが一般的で、単に「傘(かさ)」といった場合「雨傘」を指すことがほとんどです。
一方「日傘」とは、太陽光などの強い日差しや紫外線を遮るために頭上に広げて使う道具で「ひがさ」と読みます。
「雨傘」同様金属やプラスチック、カーボンなどでできた骨に、UVカット機能や紫外線の反射機能を持たせた綿・麻などの生地を張ったものが一般的で、刺繍やレース加工などの装飾が施されたものもあります。
おもに、上半身への紫外線を遮断することを目的とするため、「雨傘」と比較して小型のものが多いです。
なお、近年では撥水加工を施し急な雨天にも対応した晴雨兼用の「日傘」や、UVカット機能を施し雨晴兼用にした「雨傘」も商品化されています。
「雨傘」…降水時に身体を濡らさないよう防水性を持たせた傘
「日傘」…日差しや紫外線を遮るためにUVカット機能を持たせた傘
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