「ガラス」とは、一般的に珪砂(石英を主成分とする砂)、炭酸ナトリウム、カリウムなどの主原料を高温で溶融し、過冷却して個体にしたものをいい、漢字では「硝子」と書きます。
多くの「ガラス」は無色透明で硬く、表面が滑らかで汚れを落としやすい、水に溶けず変質しにくい、薬品に侵されにくいなどの特徴があり、建築物の窓や、カメラのレンズ、食器、ビーカー、美術品、工芸品など様々な用途で広く利用されています。
「鏡」とは、一般的に「ガラス」の裏面に銀やアルミニウムなどの金属を蒸着し、可視光線を反射するようにしたものをいいます。
面の形状によって平面鏡、凹面鏡、凸面鏡などがあり、鏡台や姿見、壁掛け鏡、手鏡、車のバックミラーやサイドミラーなど、多くは人の姿や物の形を映し見る道具として利用されます。
「鏡」には、「ガラス」以外にもプラスチックなどの片面に金属を蒸着したものや、金属そのもので作られた金属鏡のほか、近年ではスマートフォンやタブレットのカメラとディスプレイを利用したミラーアプリなどもあります。
「ガラス」…一般的にケイ砂、ソーダ灰、カリウムなどの主原料を高温で溶融し、過冷却して個体にしたもの
「鏡」…一般的にガラスの裏面に銀やアルミニウムなどの金属を蒸着し、可視光線を反射するようにしたもの
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「ガラス」と「鏡」の違いは?