彗星

彗星とは、ドライアイス、小岩石気体などからなる太陽系の小天体のことで、「すいせい」と読みます。
「彗星」の大きさは、直径数十mのものから、大きいものでは直径50kmに至るものまで様々です。
主成分の氷が太陽熱によって融け、発生する水蒸気や揮発性物質太陽風に流され、太陽光に反射して光って見えます。
このため「彗星」は、進行方向に関係なく太陽の逆方向に尾を引いて見えます。
「彗星」は、その形状が掃除道具の「箒(ほうき)」に見えることから「箒星(ほうきぼし)」と呼ばれることもあります。

流星

流星とは、宇宙空間に浮遊する塵が、地球引力大気圏に突入する際に摩擦で燃えて発光する現象のことで、「りゅうせい」と読みます。
「流星物質」と呼ばれる「流星」の素となる塵は、0.1mm以下の極小なものから、小石程度の数cmのものまで様々です。
流星物質の多くは「彗星」などの小天体から発生した氷片や小石、塵などで、宇宙空間「彗星」の軌道上に浮遊していますが、地球がその軌道に近づいたときに地球の引力で引き寄せられ、大気圏に突入し一瞬で燃えつきます。
このため、光の筋を引いて一瞬で流れるように消えてしまうことから「流れ星(ながれぼし)」と呼ばれることもあります。

 

ホバ隕石

隕石とは、宇宙空間に浮遊する固体物質が地球など惑星の表面に落下したもので、「いんせき」と読みます。
「隕石」の多くは小惑星同士が衝突するなどしてできた岩石やの塊で、地球の引力で地球上に落下した「隕石」は、1mm程度の小さいものから、8万年以上前に落下したと考えられ現在最大の「隕石」とされる2.7mの「ホバ隕石」まで様々です。
「流星」の一部では、素となる塵が特に大きい場合、燃え尽きる前に地表に到達して「隕石」になることもあります。
「隕石」の「隕」の字は常用漢字に含まれていないため「いん石」と表記されることもあります。


■ Wikipedia 彗星
■ Wikipedia 流星
■ Wikipedia 隕石

「彗星」…氷やドライアイス、塵、小岩石、気体などからなる太陽系の小天体
「流星」…宇宙空間に浮遊する塵が大気圏に突入する際燃えて発光する現象
「隕石」…宇宙空間に浮遊する固体物質が地球など惑星の表面に落下したもの

「彗星」と「流星」「隕石」の違いは?
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