日本における住所の表記方法は「地番」と「住居表示」のふたつがあります。
「地番」は、明治初期に課税目的で土地に付けられた番号のことで、皇居など一部の国有地をのぞいて国内のほとんどの土地に「地番」があります。
土地一筆ごとに付けられる番号である「地番」は、法務局の登記簿に登記されており、おもに不動産売買や不動産登記に使用されます。
一方「住居表示」は、1962年に施行された「住居表示に関する法律」に基づく住所の表し方で、おもに郵便物を配達しやすくすることを目的に市町村によって定められており、市町村の住居表示台帳で管理されています。
「住居表示」は、建築物や、それに準ずる工作物に付けられる番号のため、基本的には土地だけの場所には番号がありません。
「住居表示」が実施されている地域では、住所の表記には「住居表示」を使用しなければいけませんが、「住居表示」が未実施の市町村もあり、未実施地域における住所の表記には「地番」が使用されます。
なお「住居表示」から「地番」を調べるには法務局にあるブルーマップで確認できます。
■ Wikipedia 地番
■ Wikipedia 住居表示
■ Wikipedia 住居表示に関する法律
「地番」法務局の登記簿に登記されている、土地一筆ごとに付けられた番号
「住居表示」市町村の住居表示台帳で管理されている、建物に付けられた番号
こちらの[違いは?]もどうぞ
「地番」と「住居表示」の違いは?