黒コショウ白コショウは、いずれもコショウ科コショウ属に属するインド原産のつる性常緑低木「コショウ」の果実を原料とした香辛料です。
 
黒コショウ

「黒コショウ」とは、コショウの果実を緑色の未熟な時点で収穫し、果皮ごと乾燥した香辛料です。
漢字では「黒胡椒」と書き、英語では「ブラックペッパー(Black pepper)」と呼びます。
使用する直前に挽いて用いるホールのままのものと、すぐに使用できるように粗挽きや粉末になったものがあり、辛味芳香が強いため、おもに肉料理の臭み消しや味付けの濃い料理に用いられることが多いです。

白コショウ

一方「白コショウ」とは、コショウの果実が赤色に完熟したものを収穫し、果皮を取り除いて乾燥した香辛料です。
漢字では「白胡椒」と書き、英語では「ホワイトペッパー(White pepper)」と呼びます。
「白コショウ」は、「黒コショウ」と比較して辛味や風味がおだやかで、おもに魚料理の下味やホワイトソース等の色の薄い料理に用いられることが多いです。

 
テーブルコショー

日本の家庭でおなじみの「テーブルコショー(粉コショウ)」は、「黒コショウ」「白コショウ」の粉末をブレンドしたものになります。

なお、「黒コショウ」「白コショウ」以外に、緑色の未熟な時点で収穫し、塩漬けしてから果皮ごと乾燥した「青コショウ(グリーンペッパー)」や、赤色に完熟したものを収穫し、果皮ごと乾燥した「赤コショウ(ピンクペッパー)」と呼ばれるコショウもあります。


■ Wikipedia コショウ

「黒コショウ」…未熟なコショウの果実を果皮ごと乾燥した香辛料
「白コショウ」…完熟したコショウの果実の果皮を取り除いて乾燥した香辛料

「黒コショウ」と「白コショウ」の違いは?
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