調味料としての「塩」には、高純度の「精製塩」と、「天然塩」と呼ばれるものがあります。
「精製塩」とは、原塩を溶解して塩化ナトリウムの含有量を99.5%以上に精製したもの、または、海水からイオン交換膜透析法で塩化ナトリウム99%以上に濃縮したもので、「食卓塩」や「食塩」と呼ばれることもあります。
「天然塩」に、明確な定義はありませんが、一般的に「天然塩」とは、塩田を用いて海水を天日で乾燥するなど、昔ながらの製法によって作られた「塩」のことを指す場合が多く、「自然塩」と呼ばれることもあります。
加熱処理されていないものや、岩塩や湖塩などの結晶化されたものを指して「天然塩」や「自然塩」と呼ぶ場合もあります。
「天然塩」の塩化ナトリウム含有量は80%程度のものが多く、他に塩化マグネシウムなどの苦汁(にがり)成分、カリウム、カルシウムなどのミネラル分が含まれているものが多いです。
ただし、「食用塩の表示に関する公正競争規約」においては「天然塩」「自然塩」といった用語を商品名や商品説明に用いることが禁じられており「伯方の塩」「酒田の塩」「赤穂の塩」などの商品名や、「粗塩」「荒塩」「自然海塩」といった生産者独自の呼称が使用されます。
■ Wikipedia 塩
■ Wikipedia 自然塩
■ Wikipedia 塩田
「精製塩」…精製され塩化ナトリウムの含有率が高い塩
「天然塩」…一般的に海水を天日で乾燥するなど昔ながらの製法によって作られた塩
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「精製塩」と「天然塩」の違いは?