「キーマカレー」と「ドライカレー」の違いは、材料と水分量です。
「キーマカレー」は、挽肉を使ったカレーのことです。
ヒンディー語で「キーマ」は「挽肉」を意味するため、挽肉が使用されていない場合厳密には「キーマカレー」ではありません。
「キーマカレー」は、インド料理が発祥ですが、インドではヒンドゥー教やイスラム教の宗教上の理由から、牛や豚の挽肉は使用せず、マトンや鶏の挽肉を使用することがほとんどです。
「キーマカレー」には汁気の多いものもあり、水分量に決まりはありません。
「ドライカレー」は、その名の通り、乾燥したカレー、汁気の少ないカレー全般を指す呼称です。
日本ではカレー風味の炒飯である「カレーチャーハン」や、カレー風味のピラフ「カレーピラフ」を指すこともあり、これらには挽肉が使用されない場合もあります。
また、「キーマカレー」に類似した挽肉を使った水分の少ないカレーを白米の上に載せた料理を「ドライカレー」と呼ぶこともあります。
いずれにしても、水分が少ない、またはほとんどないことが「ドライカレー」の定義になっており、材料に決まりはありません。
また、「キーマカレー」はスパイスから作る本格的なインド料理、「ドライカレー」は、日本で生まれた簡易な家庭料理として区別される場合もあります。
「キーマカレー」の水分量が少ないものと、挽肉を使用した「ドライカレー」は、外観上も似ているため混同されることもありますが、厳密には別の料理といえます。
■ Wikipedia キーマカレー
■ Wikipedia ドライカレー
「キーマカレー」インド発祥の挽肉を使ったカレー
「ドライカレー」水分の少ないカレー全般
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