「理学療法士」と「作業療法士」は、いずれも医療現場で働くリハビリテーションの専門家で、国家資格です。
「理学療法士」は、医師の指示の下に「理学療法」をおこなう医療従事者で、「理学療法士」が行うリハビリテーションの目的は「身障者の基本的な動作能力を回復させること」とされています。
具体的には、手足の曲げ伸ばしといった基礎的な運動機能の改善や、寝返り、立ち上がり、歩行などの基本動作ができるように身体の基本的な機能回復をサポートします。
また、歩行練習、治療体操などの運動療法や、電気刺激、温熱、寒冷、光線、水、マッサージなどの物理療法を用いて、身体の機能や動作の回復をうながします。
「理学療法士」は、英語でPhysical Therapistといい、PTと略されます。
「作業療法士」は、医師の指示の下に「作業療法」をおこなう医療従事者で、「作業療法士」が行うリハビリテーションの目的は「身体障害者と精神障害者の応用動作能力と社会的適応能力を回復させること」とされています。
具体的には、入浴や食事など日常生活の動作や、手工芸、園芸及びレクリエーションまであらゆる作業活動を通して、社会生活適応能力の向上をサポートします。
理学療法の後を引き継いで作業療法を行うことも多いですが、そううつ病や摂食障害などの精神障害の患者も作業療法の対象となります。
「作業療法士」は、英語でOccupational therapistといい、OTと略されます。
■ Wikipedia 理学療法士
■ Wikipedia 作業療法士
「理学療法士」身障者の基本的な動作能力を回復させるリハビリ専門職
「作業療法士」身体障害者と精神障害者の応用動作能力と社会的適応能力を回復させるリハビリ専門職
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