「いわし」とは、ニシン目ニシン亜目に属する小型海水魚の総称で、漢字では「鰯」と書きます。
「いわし」は、世界中で食用として漁獲される食用魚で、日本においてはニシン科の「マイワシ」と「ウルメイワシ」、カタクチイワシ科の「カタクチイワシ」の3種類を「いわし」と呼ぶことが多いですが、寿司店などで単に「いわし」といった場合「マイワシ」のみを指す場合もあります。
マイワシは成魚で体長約15~20cmの個体が多く、煮付けや塩焼き、干物、ムニエル、刺身、寿司のネタなどとして食されるほか、魚肉練り製品など加工食品の原料、家畜の飼料、植物の肥料などにも用いられます。
また、「いわし」の稚魚は「しらす」や「ちりめんじゃこ」と呼ばれ、食用にされています。
一方、「めざし」とは、マイワシやウルメイワシ、カタクチイワシなどイワシ類の魚を塩漬けして乾燥した干物の一種で、漢字では「目刺」と書きます。
つまり、「めざし」は「いわし」の加工食品であって魚の名称ではありません。
加工工程で数匹ずつまとめて魚を干すための竹串やワラを目に刺すことが「めざし(目刺)」の由来ですが、竹串やワラを目に通す理由は可食部の損傷が少ないことや作業がしやすいことからといわれています。
目ではなく鰓(えら)の部分に串を通したものは「頬刺し(ほおざし)」や「鰓干し(えらぼし)」と呼ばれることもあります。
■ Wikipedia イワシ
■ Wikipedia 目刺
「いわし」…ニシン目ニシン亜目の小型の海水魚で食用魚の総称
「めざし」…イワシ類の魚を塩漬けして目に串を指して乾燥した干物
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