キジカクシ科クサスギカズラ属の多年草で、若茎を食用とする野菜「アスパラガス」には、「グリーンアスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」がありますが、結論からいうといずれも同じ品種の同じ植物です。
「グリーンアスパラガス」とは、キジカクシ科クサスギカズラ属の多年草「アスパラガス」を露地栽培やハウス栽培で育てた野菜です。
生育時に太陽光を浴びて葉緑素が作られるため鮮やかな緑色をしており、単に「アスパラガス」といった場合「グリーンアスパラガス」を指すことが多いです。
食材としては茹でる、炒めるなどしてそのまま食されるほか、サラダ、和え物、煮物、炒め物、グラタンやパスタ料理の具材、ベーコン巻きや肉巻きなど様々な料理に用いられます。
「ホワイトアスパラガス」とは、発芽した「アスパラガス」の若芽の茎部分に土を被せて遮光栽培した野菜です。
近年では屋内での栽培や遮光フィルムを用いた栽培も増加しています。
太陽光を遮った軟白栽培で葉緑素が作られないため白色をしており、「グリーンアスパラガス」と比較して栄養価も低くなっています。
また、通年収穫できる「グリーンアスパラガス」と違い、4月中旬~5月下旬にしか収穫でず傷みやすいため価格も高くなっており、缶詰や瓶詰で流通したものが多いです。
「グリーンアスパラガス」と比較して青臭さがが少なく、ほんのりした甘味と柔らかい食感が特徴で、「グリーンアスパラガス」同様サラダや和え物など、様々な料理の具材として用いられます。
「グリーンアスパラガス」…アスパラガスを露地栽培やハウス栽培で育てた野菜
「ホワイトアスパラガス」…アスパラガスを若芽から遮光栽培した野菜
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「グリーンアスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」の違いは?