「クヌギ」、「コナラ」は、いずれもブナ目ブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。
「クヌギ」、「コナラ」ともに日本の雑木林に多く自生しており、樹液にカブトムシやクワガタ、スズメバチ、蝶などの昆虫が集まることや、「どんぐり」と呼ばれる実がなることで知られています。
「クヌギ」と「コナラ」は、樹皮、葉、実の外観で見分けることができます。
「クヌギ」の樹皮は、厚く、硬く、濃い灰色をしています。
「コナラ」の樹皮は、「クヌギ」と比較すると薄く、色も明るめの色をしているものが多いです。
「クヌギ」の葉は、葉脈(側脈)が13~17対で、細長い形状をしています。
「コナラ」の葉は、葉脈(側脈)が7~12対で、「クヌギ」と比較して丸く、付け根に向かって細くなっていく形状をしています。
「クヌギ」、「コナラ」ともに実は「どんぐり」と呼ばれ、「帽子」と呼ばれることもある椀の部分は正式には「殻斗(かくと)」といいます。
「クヌギ」の実は丸く、殻斗は反り返ってもじゃもじゃになっています。
一方「コナラ」の実は細長く、殻斗はお椀形です。
■ Wikipedia クヌギ
■ Wikipedia コナラ
「クヌギ」…樹皮が厚く濃い灰色、葉脈13~17対の細長い葉、丸い実の落葉広葉樹
「コナラ」…樹皮が薄く薄い灰色、葉脈7~12対の付け根に向かい細くなる葉、細長い実の落葉広葉樹
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