「アルミニウム」とは、原子番号13、元素記号Al、原子量26.98の金属元素です。
「アルミ」と省略されることもあり、広義では「アルミニウム」を主成分に銅(Cu)やマンガン(Mn)、ケイ素(Si)、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)などを加えたアルミニウム合金の総称として「アルミニウム」の呼称が用いられることもあります。
「アルミニウム」は、軽量で柔らかいため加工がしやすく、熱伝導性や電気伝導性が高いといった特徴があり、自動車や新幹線、航空機のフレームや筐体、サッシや外壁などの建材、電化製品の部品、鍋やフライパン、食器、アルミ箔などの日用品、飲料水の缶など様々な用途で使用されています。
また、日本の一円硬貨は、純度100%の純アルミニウム製です。
「ステンレス」とは、鉄(Fe)を主成分とし、10.5%以上のクロム(Cr)を含有する合金の総称です。
「ステン」と省略されることもあり、英語では “stainless steel” 、直訳すると「ステンレス鋼」で、「ステイン(しみ)がレス(つかない)スチール(鋼)」を意味します。
「ステンレス」は、耐食性が高く錆びにくい、耐熱性や強度に優れているといった特徴があり、自動車や鉄道車両の外装、石油や薬品の貯蔵タンク、洗濯機や冷蔵庫などの家電製品、屋根や外装などの建材、厨房機器や食器、腕時計のベルトなど様々な用途で使用されています。
「ステンレス」には、材料の成分や、メーカーの規格により多くの種類が流通していますが、クロム18%、ニッケル8%を含有した「18-8ステンレス」と呼ばれるものが最も多く流通しており、JIS規格では「SUS304」の記号で表されます。
■ Wikipedia アルミニウム
■ Wikipedia アルミニウム合金
■ Wikipedia ステンレス鋼