「プレスハム」とは、塩漬けした豚肉、牛肉、馬肉、羊肉、山羊肉などの畜肉や家禽肉の小片と、挽肉やデンプン、小麦粉、コーンミールなどのつなぎを香辛料や調味料とともに練って整形し、燻煙、加熱した加工食品です。
「プレスハム」は、1947年に伊藤食品工業(現在の伊藤ハム株式会社)が商品化したものがヒットし、戦後から高度経済成長期にかけて大きく普及した日本発祥のハムです。
「プレスハム」は、JAS(日本農林規格)において、肉塊の含有率などにより特級、上級、標準に分類されていますが、標準のものでおおむね20g以上の肉塊が85%以上含まれており、肉以外のつなぎの含有率が5%以下と定義されています。
一方「チョップドハム」とは、塩漬けした豚肉、牛肉、馬肉、羊肉、山羊肉などの畜肉や家禽肉、兎肉の小片と、挽肉や魚肉、デンプン、小麦粉、コーンミールなどのつなぎを香辛料や調味料とともに練って整形し、燻煙、加熱した加工食品です。
「チョップドハム」は、ハム・ソーセージ類公正取引協議会の定める「ハム・ソーセージ類の表示に関する公正競争規約・施行規則」において、1g以上の肉塊が50%以上含まれたものと定義されており、JASの「プレスハム類」には分類されません。
「プレスハム」、「チョップドハム」ともに、単に「ハム」と呼ばれることもあり、スライスしてそのままオードブルにされたり、サラダやサンドイッチの具材にされるほか、加熱してハムエッグやハムカツ、ハムステーキ、細かく刻んでポテトサラダやオムレツ、炒め物の具材などにも用いられます。
■ Wikipedia プレスハム
■ 農林水産省 プレスハムの日本農林規格
■ ハム・ソーセージ類公正取引協議会
「プレスハム」…塩漬け肉塊とつなぎを混ぜ、燻煙、加熱した加工食品で、20g以上の肉塊を85%以上含有したもの
「チョップドハム」…塩漬け肉塊とつなぎを混ぜ、燻煙、加熱した加工食品で、1g以上の肉塊を50%以上含有したもの
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「プレスハム」と「チョップドハム」の違いは?