「ウクレレ」、「マンドリン」は、いずれも古楽器「リュート」を起源とするリュート属の小型の弦楽器です。
「ウクレレ」とは、4本の弦を持つ小型の弦楽器で、19世紀後半にポルトガルからハワイへ持ち込まれた民族楽器が、ハワイで独自に発展したとされています。
伝統的なハワイの民族音楽をはじめとしたハワイアン音楽には欠かせない楽器といえます。「ウクレレ」にはソプラノ、コンサート、テナー、バリトンと4つのサイズがあり、一番小さいソプラノで全長54cm程度、コンサートが61cm程度、テナーが67cm程度、最大のバリトンは77cm程度になります。
一般的に広く知られる「ウクレレ」はソプラノで、スタンダードともいわれます。
「マンドリン」とは、4対8本の弦を持つ小型の弦楽器で、18世紀のイタリアで小型のリュート「マンドーラ」から発展したとされています。
「マンドリン」の全長は約60cm程度で、ナポリ型と呼ばれるボウルバック(ボディ背面が半球状のもの)タイプや、ポルトガル型と呼ばれるフラットバック(ボディ背面が平らなもの)タイプがあります。
ボウルバックはおもにクラシック音楽で、フラットバックはおもにカントリーやブルーグラスなどの音楽ジャンルで用いられることが多いです。
「マンドリン」より1回り大きく、1オクターブ低い音域の「マンドラ」や、「マンドラ」よりさらに1まわり大きく、低音域の「マンドロンチェロ」と呼ばれる楽器もあります。
■ Wikipedia ウクレレ
■ Wikipedia マンドリン
「ウクレレ」…ハワイで発展した4本弦の小型弦楽器
「マンドリン」…イタリアで発展した4対8本弦の小型弦楽器
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「ウクレレ」と「マンドリン」の違いは?