車海老

車海老は、十脚目クルマエビ科に分類されるエビの一種で、日本近海からオーストラリア北部、南アフリカまで、インド太平洋沿岸に広く生息する大型のエビです。
体長は15cm前後ですが、30cmほどの大きさになるものもいます。
通常、水深10~20mほどの場所に生息していますが、冬になり水温低下すると砂に潜って越冬します。
養殖が盛んになった現在では通年手に入りますが、「車海老は水温が上昇し始める4月頃から再び活動を開始し、お盆の頃に旬を迎えます。
繊細な味が特徴の「車海老」は、食用海老の中で最もおいしいとも言われており、「伊勢海老」と並ぶ高級海老としても有名です。
調理法は、天ぷら塩焼き刺身など様々ですが、加熱した方が甘みや旨み、歯ごたえが増します。

ブラックタイガーは、正式名称「ウシエビ(牛海老)」といい、「車海老」と同様、十脚目クルマエビ科に属するエビの一種で、インド太平洋の熱帯広く分布する大型のエビです。
体長は30cmでクルマエビ科の中でも最大の分類に入るとも言われています。
「ブラックタイガー」は、「車海老」よりも大きくて安価であるために、日本国内をはじめ、世界各国で広く利用されています。
「車海老」とは違い、海老特有の匂いが強く、加熱せずに食べることはほとんどありません。
しばしば「車海老」の代用として「ブラックタイガー」が利用されていますが、食べ比べてみるとその差は一目瞭然です。


■ Wikipedia クルマエビ
■ Wikipedia ウシエビ

「車海老」は、十脚目クルマエビ科に分類されるエビの一種で高級食材
「ブラックタイガー」もまた、十脚目クルマエビ科に分類されるエビの一種で、「車海老」の代用品として利用されている

「車海老」と「ブラックタイガー」の違いは?
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