BMXのフリースタイルは大きく分けると「フラットランド(Flatland)」と「ストリート(Street)」に分けられ使用するバイクも違います。
「フラットランド」はその名の通り平らな場所で自転車とともに回転したり、タイヤの上でバランスをとったりといった芸術性の高いトリックを競い合う競技で、使われる自転車の特徴は、前後輪の両側にトリックを行う際に足を乗せるためのペグというパーツが取り付けられていることや、ペダルが技の邪魔をするのを防ぐため、後輪とクランクが連動しないようフリーコースターハブを内蔵していることなどがあげられます。
「ストリート」は、その中でもさらに「リアルストリート(Real Street)」や「パーク(Park)」、「ヴァート(Vert)」など細分化されていますが、いずれも「フラットランド」との大きな違いはセクションと呼ばれるジャンプ台や障害物などを使いダイナミックな技を行うため、強度を重視したフレームや、安定性を高めるためフロントフォークと前輪にオフセット(ずれ)があるバイクを使います。
ペグは足を乗せるためではなく、ペグをレールなどに引掛けて滑るグラインドというトリックを行うためにあるため、強度重視の素材で作られたペグを片側にしかつけてない事が多いです。
ちなみに「リアルストリート」はその名の通り、手すりや階段、縁石などの街中にある障害物をセクションとして利用し、「パーク」はそういったセクションを設けたスケートパークなど専用の施設で行われます。
「ヴァート」はヴァートランプ、ヴァーチカルランプとも呼ばれるスケートボードやインラインスケートなどでおなじみのハーフパイプのことです。
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■ Wikipedia スケートパーク