「かき氷」とは、氷を細かく削ったり砕いたりしたものにシロップなどをかけた冷菓の総称です。
かき氷機と呼ばれる専用の機械で氷の塊を削って雪状にしたものに、果物の風味のするシロップをかけたものが一般的で、イチゴやレモン、メロンなどのフレーバーのシロップがかけられたもののほか、小倉あんと抹茶シロップをかけた宇治金時、青いシロップを用いたブルーハワイ、練乳や黒蜜、カルピスをかけたものなど様々な「かき氷」があります。
近年ではマンゴーの切り身をトッピングした台湾風の「かき氷」や、ナタデココやアイスクリームなどをトッピングしたフィリピン風の「かき氷」など、様々なバリエーションのものも日本で食べられるようになっています。
「砕いた氷」を意味する関東地方の方言「ぶっかき氷」を由来としており、単に「氷」と呼ばれることや「夏氷(なつごおり)」、「氷水(こおりみず)」と呼ばれることもあります。
「フラッペ」とは、「氷でよく冷やした」という意味のフランス語 “Frappé” を語源とする「かき氷」の別称です。
本来の「フラッペ」は細かく砕いた氷をカクテルグラスに詰めてリキュールを注いだものを指しますが、日本においては洋風な「かき氷」の別称として用いられるほか、アイスクリームやフルーツなどのトッピングを施した「かき氷」の呼称や、果汁を凍らせたフローズン状の飲料の呼称として用いられることもあります。
大手コンビニエンスストアのファミリーマートなどでは、フローズンドリンクの商品名に「フラッペ」の呼称を用いています。
「かき氷」…氷を細かく削ったり砕いたりしたものにシロップなどをかけた冷菓の総称
「フラッペ」…「氷でよく冷やした」という意味のフランス語を語源とするかき氷の別称
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「かき氷」と「フラッペ」の違いは?