「レモン」「ライム」は、いずれもミカン科ミカン属の柑橘類で、果実の色や形も似ていますが、別種の植物です。
「レモン」は、インドの北部、ヒマラヤ周辺が原産の植物で、代表的な品種はリスボン種とユーレカ種です。
ラグビーボール型の果実は、最初は緑色、熟すと黄色になります。
味は酸味が非常に強く、果汁は飲料や菓子だけでなく、様々な料理に調味料として利用されます。
また、揚げ物に酸味を加えるためや、生ものの臭みを抑えるために「レモン」が添えられる事も多いです。
一方「ライム」は、マレーシアからミャンマー、インド北東部にかけての熱帯が原産の植物で、代表的な品種はタヒチライムとメキシカンライムです。
「レモン」と比較してやや丸みを帯びた小ぶりの果実で、皮は「レモン」より薄いです。
「ライム」は、熟す前の緑色の状態で収穫・出荷されるため、鮮やかな緑色のイメージが強いですが、樹上では「レモン」同様、完熟すると黄色になります。
「ライム」は「レモン」に比べ酸味は少なく、独特の苦みと芳香があります。
このさわやかな香りがアルコール類とも愛称がよく、ジントニック、モスコミュール、ギムレット、モヒート、ダイキリ、雪国、カミカゼなど、多くのカクテルで「ライム」が使われています。
■ Wikipedia レモン
■ Wikipedia ライム
「レモン」リスボン種とユーレカ種が代表的、酸味が非常に強い
「ライム」タヒチライムとメキシカンライムが代表的、独特の苦みと芳香がある
こちらの[違いは?]もどうぞ
「レモン」と「ライム」の違いは?