歯ブラシのみでは落としきれない歯間の汚れや歯垢を除去する「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」は、歯周病や虫歯を予防する目的で使用されます。
「歯間ブラシ」は、主に歯と歯肉間の汚れを清掃するオーラルケア用品で、一般的にはナイロン毛を金属ワイヤーでねじりつけた小さなブラシを樹脂製の柄に取り付けたものです。
柄の部分はストレート型とL字型が一般的で、歯ブラシと同様洗えば繰り返しの使用ができます。
小林製薬株式会社の「やわらか歯間ブラシ」をはじめ、各社からワイヤーではなくゴムを使った製品も発売されていますが、こちらは使い捨てとなります。
「デンタルフロス」は、絹糸や合成繊維などの繊維を用いた歯間の汚れや歯垢を除去するための細い糸のことをいいます。
「デンタルフロス」の歴史は古く、1815年にアメリカの歯科医がすでに現代の「デンタルフロス」と同様のものが発明されており、欧米では糸巻タイプの「デンタルフロス」が主流になっています。
日本においては、プラスチックのホルダーに「デンタルフロス」をあらかじめ弓状に張った、小林製薬株式会社の「糸ようじ」という製品がヒットし、類似商品も各社から発売されたため、糸巻タイプより柄のついたタイプが一般的であるといえます。
尚、「デンタルフロス」はいずれの形式も基本的には使い捨てとなります。
■ Wikipedia 歯間ブラシ
■ Wikipedia デンタルフロス
「歯間ブラシ」はナイロン毛を金属ワイヤーでねじりつけた小さなブラシを樹脂製の柄に取り付けたオーラルケア用品
「デンタルフロス」は絹糸や合成繊維などの繊維を用いた歯間の汚れや歯垢を除去するための細い糸のこと
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